社労士とは正式名称は社会保険労務士といいますが、この職業の人たちが実際にどのような仕事をしているのかを詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。
企業の中にはさまざまな部署がありますが、社会保険労務士は企業に当てはめた場合、総務部や人事部の役割を果たしている職業となります。大きな企業では総務部や人事部がきちんと設けられており、そこに所属する人員が配属されていますが、小規模な企業の場合、総務部や人事部などの部署がないことがほとんどです。総務部や人事部では企業における各種の保険や人材の採用などを担当していますが、小規模な企業の場合、経営者や事務の人がこれを担当することになります。
しかし、日々の通常の業務をこなしながら各種の保険の手続きや人材の採用などの作業を行っていくことは実に大変なことです。そこで多くの企業では、総務部や人事部などの部署を置かない代わりとして、社会保険労務士事務所を活用しています。社会保険労務士を活用するメリットとしては、何かと煩雑となりがちな各種の保険の手続きや人材採用のための手続きを人の専門家に任せてしまえる点にあります。煩雑な作業を専門家に委ねることで、本来の業務に専念することができるのです。