業務のIT化が進み、人同士のコミュニケーションのあり方も変化しています。この流れの中で、オフィスの環境が働く人のモチベーションに大きく影響することが分かりました。労働者の多くがホワイトカラー化している現在、オフィス環境を「それぞれがパフォーマンスを十分に発揮できる働きやすい空間」にするためのさまざまな取り組みが行なわれています。オフィスというのは、今や経営に欠かせない立派な投資対象です。
近年はオフィスを構成する要素も多様化し、その作り方や使い方が業務内容にも密接に関係してくるようになりました。そういった意味でも、オフィス環境を構成する全体的なスペースやレイアウト、会議室、リフレッシュエリア、導線、パソコン、オフィス家具、事務用品、照明などのさまざまな要素に目を向けることが必要です。これらを最適に組み合わせ、活用できる工夫をしていくことが大切。オフィス家具は中古でも意外に掘り出し物が多いこともあるので、いろんな方法でオフィスに合ったものを選ぶといいでしょう。販売店の1つであるアズマヤでは一流メーカーの中古商品を通常価格から抑えた形で販売しています。オフィス家具の質は従業員のモチベーションにも関係してきますので、いいものを用意しましょう。さらに情報管理の面から考えると、セキュリティや情報の共有化、環境への配慮なども欠かせません。
企業の課題解決、業績向上を促進させるためにはオフィス戦略の明確化が重要。その際には従業員同士のコミュニケーションを活発にする仕組みが必要不可欠です。メンバー間の知識・ノウハウを共有していく過程で新しいアイデアや気づきが生まれ、今までになかった考え方が生み出されます。
もちろん、働きやすいオフィスというのは従業員がいきいきと働いていることが大前提です。しかし経営を取り巻く環境の変化に合わせて、組織や働く人も日々成長し変わっていくもの。その観点から言えば、働きやすいオフィスというのは固定的なものではなく常に変化していくものなのではないでしょうか。状況が変わったらその都度オフィスの構成を練り直してみる、というのも効果的かもしれません。